第3回 お泊り交流会 in 白州(あおぞら共和国)

第3回 お泊り交流会 in 白州(あおぞら共和国)

山梨県白州の「あおぞら共和国」にて、難病や障害を持つお子さんやその家族が集い、共に遊んだり学ぶ「かけはしプロジェクト/お泊まり交流会」をこれまで秋に開催しておりました今年は夏に開催いたしました。病気を持つ子どもたちなので暑さを心配したのですが、その心配もよそに、水遊び、虫取りにと、秋では体験できなかったプログラムで楽しみました。

あおぞら共和国に到着した人から「ランタン作り」をしながら仲間を待ちます。開会宣言の後、講師の磯田英穂先生(防災啓蒙団体そなえ72)による防災についての勉強会。新聞紙で薪を作ったり、缶詰や保存食を利用しての食事作り、災害が起きた時にどのように行動すれば良いかなど、親子で学習しました。
勉強会の後は、ジャブジャブ池で「ニジマスのつかみ取り」子どもたちの歓喜の声が響きわたりました。ニジマスは解剖して、魚の体はどうなっているのか? どのような仕組みで体が動いているのかなど勉強会です。子どもからは、たくさんの質問が飛んできます。

保護者は、小児期を筋無力症と共存しながら過ごし、デザイナーとして活躍している株式会社アトリエひろこベーシック 代表 山口弘子さんを中心に座談会。座談会では、色んな経験談や各学校での対応の違い、事務手続きの煩雑さ、支援学級や学校を選ぶ際のヒント、子どもにどうやって病気の説明をしたか…などが話し合われました。悩みは様々なれど、みんな人ごととは思えず…時に涙ぐんだり笑ったりしながら、濃密な時間を過ごすことが出来ました。

今回も「BBQマイスター」プロデュースによる少し早めの晩御飯!! アメリカ式の本格的なBBQを楽しみました。もちろんニジマスも一緒に!
BBQの後は、星つむぎ会の跡部浩一先生による「星の観察会」です。残念ながら雲が多く、満天の星空というわけにはいきませんでしたが、大きな望遠鏡で土星の輪も観察することが出来ました。

夜はみんなで一つの大きなお風呂に入り、ゲームやパズルなどいつまでも遊んでいます。
保護者は、夜の交流会! 話題は途切れることがありません。

今回で3回目となる企画でしたが、疾患を問わず、病気を持つ子どもたちが幼少の頃からふれあい、関わり合うことで友達になり、成長に伴って、親には言えないことや子ども同士で協力、解決し合う場との保護者や関係者の情報交換と交流の場を持つことはとても大切なことだと感じ、来年以降もこのプロジェクトを続けていくことを決め、プロジェクト「かけはし」と名称を決定いたしました。

※このイベントは、競輪公益資金(公益財団法人JKA)補助事業として開催いたしました。