5月15日(日) 慶應義塾大学 新教育研究棟2階講堂に於いて、NPO法人設立記念医療講演会を開催いたしました。この医療講演会は、東京都区西部地域リハビリテーション支援センター(慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室)と共催で、参加者は、患者とその家族、医療関係者、医学生、東京都支援員など、様々な分野からの参加で、これから考え無ければならない分野(リハビリと疾患)であると実感いたしました。 | |
テーマ 「重症筋無力症のリハビリを考える」 | |
重症筋無力症は病態が疲労性の疾患であるために、過度な運動は避ける傾向にあります。患者は日々の生活の中で病気と共存し、QOL(生活の質)の向上を行うために、「どの様な運動をどのくらいすれば良いのか」、マニュアルや指針(ガイドライン)が無い中、ほとんど自己流で行っています。今回の医療講演会では、講演1 慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室 助教 村岡 香織先生に講師をお願いし、「筋無力症患者が行うリハビリの考え方」「適した運動と運動量の目安」「疲れないための生活のヒント」など、わかりやすく講演していただきました。 講演2では、慶應義塾大学病院リハビリテーション科 言語聴覚士 安藤 牧子先生に、筋無力症の症状の一つである「嚥下」について、「嚥下機能の仕組み」「飲み込む時の注意点」「嚥下障害時の工夫」など、実際の飲み込む時の画像を見ながら解説、講演していただきました。
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講演会の後は、患者、患者家族、医療関係者、東京都支援員のご参加を頂き、自己紹介から始まり、困っている事、聞きたい事、薬の事、行政の動きなど様々な情報の交換をする事が出来ました。 この度の医療講演会は、「参加者に優しい講演会の開催」で、東京都より情報保証として4名の要約筆記者を派遣していただきました、講演内容がリアルタイムに文字で講演スクリーン横に投影され、耳の不自由な方や聞き取りにくい講演内容が文字で投影されました。参加者から、わかりやすく良かったと大変好評でした。 医療講演会の内容は、希望者(会員)にDVDでお届けいたします(実費)。 |