新薬「efgartigimod(エフガルチギモド)」

新薬「efgartigimod(エフガルチギモド)」

今日は嬉しいお知らせです。

 2020年526日 argenx(アルジェニクス)社が行っていた治験、efgartigimod(エフガルチギモド)の第 III  ADAPT 試験の良好な主要結果の発表が行われました。
そして、202065日、厚労省の審議会において、希少疾病用医薬品に指定(オーファン指定)されました。今後は、来年前半にPMDAへの承認申請を行い、薬事承認を目指すこととなります。承認されれば治療の選択肢が広がることとなります。

efgartigimod(エフガルチギモド)
週1回の静脈内投与計4回で一治療サイクル(1クール)になります。使用に関しては、主治医が患者の症状、状態などにより判断します。薬の用量や治療頻度などは承認後、添付文書により明確になります。
エフガルチギモドは、重症筋無力症を引き起こす原因となる免疫グロブリンGIgG)抗体を減少させ治療する薬です。

参照
efgartigimod
の第IIIADAPT試験
https://www.argenx.jp/ja-JP/content/press-releases/12/

【オーファンドラッグ】
希少疾病用医薬品とも呼ばれ、難病といわれるような、患者数が少なく治療法も確立されていない病気のためのくすりのことです。
基準を満たし、オーファン・ドラッグに指定されると、研究開発のための助成金が交付されるほか、できるだけ速やかに患者さんに提供できるよう、他のくすりに優先して承認審査がおこなわれるなど、各種の措置が受けられます。